第6回 One Health Relay Report (毒性学教室 中山 翔太助教)

2020/04/20


 

第6回目は中山先生による「アフリカ地域の環境汚染問題について」のお話です。

 

 中山 翔太 助教

 獣医学研究院

 環境獣医科学分野 毒性学教室

 

【研究テーマ】  

 アフリカ地域における環境汚染問題について

 

 

 

 

“アフリカ”と聞いて皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?

 

名前も知らないような行ったことがない国がたくさんあって、、、野生動物がたくさんいて、、、星空がきれいで、、、

現地の人は色んな言語で話していて、、、などでしょうか?

 

想像がつかないかもしれませんが、そんな“アフリカ”に大きな問題が忍び寄っています。私たちの研究室では、長年アフリカ地域における環境汚染問題について研究しています。実は、近年の開発や経済発展が著しいアフリカ地域では、開発・産業化に伴う家畜・野生動物・人における環境汚染が大きな問題となっているのです。例えば、ザンビア共和国では鉱山活動由来の鉛という金属の汚染が深刻であることが分かってきました。私たちとザンビア大学との共同研究から、住宅地における高濃度の土壌汚染や家畜・家禽の可食部に食の安全を脅かす高濃度の鉛が蓄積していることを明らかにしました。さらに、地域住民の血中鉛濃度を分析し、特に鉱山の近くに住んでいる人たちの鉛濃度が高いことが分かってきました。これらのデータはザンビア政府と共有し、鉛中毒を和らげるための治療計画策定に役立てられる予定です。

 

いま、世界的に環境・動物・人の調和が求められています。環境問題に関する国際的な共同研究をアフリカでやってみませんか?

 

 

 

 

 

 

  

 

クリニックにて

 

 

 

 


 → 活動報告のページへ戻る


 → 過去の報告はこちら (北海道大学 博士課程教育リーディングプログラム「One Healthに貢献する獣医科学グローバルリーダー育成プログラム」)